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強くあることを恐れない: Kari Wahlgrenとのインタビュー

  • Published at 18:45:00 PT
  • Reported by Jeriaska
  • Contributors: Eri Nagakura
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Kari Wahlgrenのファーストネームは「星のように輝く」という意味の英単語"Starry"と同じ韻を持っている。ホイジングトンで育ち、カンザス大学で演劇を専攻したKariの女優としての人生は、地方劇場の舞台女優、そしてミュージカルのメゾソプラノとしてスタートを切った。今作は、歴代のファイナルファンタジー中でも一番の興行収入を誇り、実に多くの支持者を得ている。『ファイナルファンタジーXII インターナショナルゾディアックジョブシステム』の売り上げは、発売から数週間にして、アメリカ国内だけでも2億本にも上った。今回のSquare HavenによるKariへのインタビューでは、主にスクエア・エニックス2作品への出演、さらに、その他多くのアニメーションやゲームへの出演についての話を聞いた。
This interview is available in English. 英語で...

カリ・ウォールグレンのファーストネームは「星のように輝く」という意味の英単語"Starry"と同じ韻を持っている。ホイジングトンで育ち、カンザス大学で演劇を専攻したKariの女優としての人生は、地方劇場の舞台女優、そしてミュージカルのメゾソプラノとしてスタートを切った。女優としての道をさらに究めるためにロサンゼルスに引っ越したKariは、多くの女優の卵たちのように辛い下積み時代を経て、次第にアニメーション声優として成功を収めはじめる。Kariが演じた著名な役柄としては、Cartoon Network(アメリカを本拠地とするアニメ専門チャンネル)で放映された「フリクリ」のハル子役、「ウィッチハンターロビン」のロビン役、そして、「アキラ」以後、初の大友克洋監督SFアニメ映画「スチームボーイ」のスカーレット・オハラ・セントジョーンズ役があげられる。

多くの映画やテレビ番組に声優として出演したKariーの名前は、著名なゲーム作品への声の出演により、さらに広く知られるようになる。テイルズオブシンフォニア、ヘイロー2など数多くの作品に出演し、007 ロシアより愛を込めてでは、ジェームス・ボンド役のショーン・コネリーと共演を果たした。

近年のの数々のゲーム作品出演の中でも、ひときわ有名な役柄は昨年のファイナルファンタジー作品への二回にわたる出演であろう。ダージュ オブケルベロスでは主人公ヴィンセント・バレンタインと友情を深めるにつれて、人間らしい感情を取り戻していく、無感情で、孤立した思春期の少女シェルク役を、そしてファイナルファンタジーシリーズ最新作、『ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム』では隣国のアルケイディア帝国に夫を暗殺され、征服されたダルマスカ王国復活のために戦うヒロイン、アーシェ・ダルマスカ役を演じた。今作は、歴代のファイナルファンタジー中でも一番の興行収入を誇り、実に多くの支持者を得ている。ファイナルファンタジーXIIの売り上げは、発売から数週間にして、アメリカ国内だけでも2億本にも上った。

今回のSquare HavenによるKariへのインタビューでは、主にスクエア・エニックス2作品への出演、さらに、その他多くのアニメーションやゲームへの出演についての話を聞いた。

Square Haven: こんにちは。本日はSquare Havenのインタビューに応じてくださり、ありがとうございます。

Kari: ありがとうございます。こちらこそ、とても光栄です。

Haven: 以前インタビューで、大学を卒業するまでは、遠くへ旅行された経験がほぼなく、それまでにお住まいになった場所の中で、カンザス州のご実家のから一番離れていたのは、ミズーリ州側のカンザスシティだったと答えていらっしゃいますよね。そんなKariさんも今や世界的に有名になられ、アメリカ国内だけではなく、海外にまでたくさんのファンをお持ちですが、このために、もっと旅行をせざるをえなくなったと感じていらっしゃいますか?

Kari: 確かに、カンザス州からロサンジェルスに引っ越してきた時はかなりのカルチャーショックを受けました。ここでの日々の生活のペースというのは、カンザスのものとはまったく違うんです!もちろん、たくさんの海外の仕事をさせていただくようになってからは、もっともっと旅行をしたい、と考えるようになりました。クライアントの皆さんや、日本の友人たちは日本を案内してくてるといってくれていますし、中国やポーランドからもメールをくれるファンがいる、ということもとても励みになっていますね。ただ、一番の問題は、旅行する時間をみつける、ということなんです。

Haven: Kariさんのお仕事ぶりを一言で表すなら「勤勉」という言葉がふさわしいと思いますが、カンザスならではのしつけ、教育法というものが関係していると思われますか?

Kari: そうですね。私の両親は家庭でのしつけにおいて「勤勉である」ということに重きを置いていました。私が小さいころの両親の言葉でよく覚えているのは「努力しさえすれば何でも成し遂げることができる」ってことなんです。一般的にアメリカ中西部にはそういう勤勉で努力家な人達が多いような気がしますね。あそこで育ったことをとても誇りに思います。

Haven: Kariさんはとてもたくさんのアニメコンベンションに参加し、多くのファンの皆さんと交流していますが、その中で特に記憶に残る出来事などがあったら教えていただけますか?

Kari:  以前、私にあった瞬間に感動のあまり泣き出すファンがいました。すごく超現実的ですよね。私に会うために、わざわざ行列に並んで待っていてくれる人たちがいるっていうのはすごいことだといつも思います。だからどんなに列が長くても、一人一人とちゃんと対話できる時間をとるように心がけていますし、その場に足を運んでくれたということに心から感謝してるんです。

Haven: Kariさんのオフィシャルウェブサイトはとてもよく出来ていますね。このウェブサイトを立ち上げた時の経験について教えてください。

Kari: (笑いながら)すっごく大変でした!当初は、私の友人と作ろうとしたのですが、行き詰ってしまって、最終的には、ローレンスというウェブデザイナーにすべてをおまかせしたんです。ちなみに彼のほかの作品はdesignbyrollence.comで見ることができます。自分で言うのもなんですが、本当にこのサイト気に入っているんです。(もし興味があればkariwahlgren.netを見てくださいね。)

『ファイナルファンタジーXII』



Haven: KariさんのキャリアにとってファイナルファンタジーXIIへの出演というのは本当に大きな出来事ですよね。日本のファミ通で満点の評価をたたき出したのは、長いゲームの歴史上、ファイナルファンタジーXII を含めてまだ6作品しかないそうです。今作のムービーやサウンドトラックを視聴してさらに、この作品の制作に参加するということの凄さを実感させらました。この仕事のオファーが来たときはどのように思われましたか?

Kari: たくさんあるゲームのなかでもファイナルファンタジーはいつか出演したい、と思っていたゲームのひとつなんです。ですから、出演が決まったときは、すごくうれしかったですね。ファイナルファンタジー作品の映像技術や、キャラクター達、そしてストーリーすべてがすばらしいと思います。ですから、FF作品に2回も参加できたということは本当にエキサイティングな経験でした。

Haven: 過去のファイナルファンタジー作品のキャラクターのなかでも、アーシェ王女は特に自立した女性キャラクターですね。ゲーム序盤で夫が暗殺された後は、更に強く、独り立ちしていくように見られます。このような彼女の性格は、今までの、敵に簡単に誘拐されてしまうような典型的なヒロイン像とはまったく違うように思います。このような強く、独立心旺盛な女性キャラを演じることに関してはどのように思われましたか?

Kari: アーシェは私のお気に入りのキャラクターなんです。理由はすべてSquareHavenさんが今おっしゃったとおりで、彼女は本当に独立していて、よき政治的リーダーであり、悪いやつらをやっつけることも出来るし、そのような強い面を持ち合わせていながらも、女性らしい美しさも兼ね備えている、女性の模範ともいえるキャラクターだと思います。私の14歳の姪が尊敬し見習うべき特質をたくさん兼ね備えてる、というか。ですから、今回アーシェを演じることが出来てとてもうれしいですし、今後他のゲームにもアーシェのような女性キャラが増えて欲しいと思いますね。

Haven:  一方、ダージュ オブ ケルベロスでは、とても変わったキャラクターを演じられましたよね。冷酷で、孤立していながらも仲間を信じ助け合うにつれ、内面的にも急成長していく、という。シェルケを演じた際に、どのようなことを心がけられましたか?それから、ストーリーが進むにつれて彼女をどのように演じようと思われました?

Kari: クライアント側は、シェルケを完全に無感情なキャラクターに仕上げたかったので、演じるのは非常に難しかったです。収録中にも「もっともっと感情を押し殺して!!!」と何度も指示されました。冷たい、孤立した部分と、内に秘めた暖かい感情とのバランスを表現するのは簡単な仕事ではありませんでしたが、ボブ・ブッフホルツ監督がおかげで、シェルケを冷たく、それでいて暖かいキャラクターに仕上げることができたと思います。

『ダージュ オブ ケルベロス』



Haven:  「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」のゲームでは、歌手としての才能も披露していらっしゃいますね。もしファイナルファンタジーVII の続編があるとすれば、シェルケの歌での出演という可能性はあると思いますか?

Kari: えーっと、「歌手としての才能を披露」した、というのはちょっといいすぎだと思いますよ。だってレモニー・スニケットの監督は収録中に「できるだけ音痴に歌って!」っていってましたから。黒板を爪で引っかく音が気にならないタイプの方には、私のパフォーマンスも気に入いっていただけると思います。

シェルケが歌ったり、踊ったりというのはちょっとイメージがわかないですけど、もしそんな続編が制作されれば、もちろん参加します!

Haven: 以前よりは変わってきましたが、エンターテイメント業界には、いまだに、ビデオゲームという媒体を軽視している人が多いように思われます。そのような人々がまだ気づいていない、ファイナルファンタジーの制作に参加することにおける、やりがいのある部分というものがあれば教えていただけますか?

Kari: そのような、従来のゲームに関する考え方というものはどんどん変わってきていると思います。今では、有名な俳優・女優の方々がゲームの吹き替えの仕事をされるということもそう珍しくはなくなってきています。スパイクTV(訳注:アメリカのケーブルチャンネルのひとつ)では例年、ビデオゲームアワードを放送してますし、そこには著名な芸能人の方たちが出席して、人気のゲームについて話してたりしますよね。確かにこのようなことは10年前には見られなかった光景ですね。ビデオゲームの制作にかかわるのは楽なことではないですが、得るものもとても多いです。

Haven: 他のエンターテーメント媒体の追随を許さないスピードで急成長し続ける、ゲーム業界ですが、今後どのような方角へ向かっていくと思われますか?

Kari: そうですねぇ。今後どうなるにせよ、常に仕事がみつかるといいなと思います(笑)

Haven: 実に、2億人もの人々がファイナルファンタジーXIIをプレイし、Kariさんの演じるアーシェに魅了されました。名実ともに有名になられた、Kariさんですが、ファンの皆さんに、特に、ファイナルファンタジーでKariさんが演じたキャラクターと同じ年頃の女の子達へのメッセージは何かありますか?

Kari: ファイナルファンタジーファンの皆さんには本当に感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです。一生懸命に、やさしく見守って応援してくれる、とてもいい方たちばっかりなんです。彼らの存在というのは私にとって仕事を続ける大きな糧となっています。それから、女の子のゲームプレイヤー達が、アーシェやシェルケのようなキャラクターを魅力的に感じてくれるといいなと思うんです。今の社会は「プリンセスコンプレックス」というものにとらわれすぎていますよね。女の子は非力で、いつもボーイフレンドに助けてもらう存在であり、実際そうあるべきだ、という・・・もちろんシェルケやアーシェだって、周りの力を借りることはありますが、彼女達自身もすごく強くて個性的な女性ですよね。だから、世の中の女性の皆さん!強くあることを恐れないでください!

Haven: 本日はお越しいただき、ありがとうございました。

Kari: こちらこそ、ありがとうございます。




インタビュー by jeriaska. 翻訳:Eri Nagakura. Kari Wahlgren オフィシャルウェブサイト(kariwahlgren.net)


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ゆい. FF&KH, "FF12ZJS+DCFF7:アーシェ役カリ・ウォールグレンさんインタビュー."



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